投稿日時 2020-04-29 15:26:21 投稿者 羽夢屋敷 このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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十代最後の年に初めて描いた100号(畳2畳程度)の大作です。 絵の具を買うお金がなく、どうやったら少ない絵の具で大きな絵を描けるのか?悩んだ末に、先に画面全体を真っ黒にし、その上から極力絵の具をのせず掠れた感じで描いていきました。 (光熱費を抑えて何とかキャンバスは手に入れたんですが、当時は今みたいに百均も無く、筆も3本しか持ってませんでした。。。ひもじすぎ…) 制作の中盤、ビル掃除のバイト帰りの深夜に 色々な気持ちが爆発し、 『こんな右手は壊れてしまえばいい』 と、手がぐしゃぐしゃになるまで粗大ごみを殴りつけ、 20針くらい縫う大けがをしてしまった事が苦々しく想いだされます。 (結局、出展しようと思っていた展示会に間に合わす為に、その手に『ガムテ』で無理やり筆をくくり付けて絵を仕上げるという、なんとも悲惨な状況を呼び込んでしまいました…)。 この絵の写真を見返す度に、当時のどうにもならない状況や、様々な葛藤が思い出され、 「まだ頑張れるな」という気持ちになれます。 今、このコロナ騒ぎで沢山の人が様々な形で過酷な状況に陥り、 ギリギリの所までおいこまれている方もいらっしゃるかと思います。 「この災いの収束」を切に願い、その昔、私がピンチを超えた最大のきっかけになったこの絵をUPいたします。 頑張ってこの苦難の大波を何とか乗り切りましょう。 |
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